2013年11月26日

Google ドライブのフォルダ共有で注意すべきこと

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利用規約とのかねあいがしばしば話題を呼びながらも、手軽に扱えるオンラインストレージとして Google ドライブは広く利用されています。関係者間での共同作業にこのサービスを活用している向きも少なくないことでしょう。手元でも Google ドライブ上に用意した共有フォルダを知人とのデータの受け渡しに利用したりしているのですが、先日あるきっかけで次のことを知りました。

  • 「アカウント A の提供する Google ドライブ共有フォルダ」の下にアカウント B がファイルをアップロードすると、そのファイルの容量はアカウント A ではなく B の割り当て領域にカウントされる
つまり Samba 等のファイルサービスのもとでのフォルダ共有とは異なるわけで、この仕様は DB システムとしての合理性に基づくものと考えられますが、実用上の興味もあり関連する話題をいくつかピックアップしてみました。

Google ドライブ上のアイテムと容量カウント

"ウェブ上の Google ドライブの保存容量のカウント方法"
- support.google.com -
"Does a shared folder take up my space?"
- Google グループ -
"Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドのサイズ制限"
- support.google.com -
  • Google ドライブ上にアイテムを作るとその作成者がアイテムのオーナーとなる
  • アイテムの占有する容量はオーナーのアカウントの使用容量としてカウントされる
  • ただし Google Docs 文書は容量カウントの対象外であり、アップロードされたファイルなどそれ以外の形式のアイテムのみがカウントの対象となる。つまり Google ドライブの容量を消費するのは Google Docs 文書以外のアイテムである

共有フォルダとアイテムのオーナー

"ファイルのオーナー権限の譲渡"
- support.google.com -
"使用容量が大きいファイルを確認する"
- support.google.com -
"How do I transfer ownership of PDF files in my GDrive?"
- Google グループ -
  • アカウント A が作成した共有フォルダの配下にアカウント B がアイテム X を作るとそのオーナーは B となる。したがってアイテム X の占有する容量は B の使用容量としてカウントされる
  • B が アイテム X のオーナーを A に変更すれば(オーナー権限の譲渡)、アイテム X の容量負担は A へ移動する
  • ただし、一般の Google アカウントユーザは Google Docs 文書以外のアイテムのオーナーを他者に変更することはできない。Google Apps アカウントなら任意のアイテムのドメイン内のユーザへのオーナー変更が可能

ひとことで言えば、Google ドライブの共有フォルダはその配下のアイテムの共有を提供するものであって配下のアイテムへ領域を提供するものではない、ということになるでしょう。その点を一般的なファイルサービスと混同しないよう注意が必要ですね。


(tanabe)
klab_gijutsu2 at 16:00│Comments(0)TrackBack(0)cloud | google

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