2013年05月28日

GCM で Wake On WAN

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ソーシャルな用途ばかりではなく GCM (Google Cloud Messaging for Android) は自分が自分の端末へ通知を送るために使うのにも便利です。その応用例として、以前このブログで 遊んでいる端末を遠隔操作可能な監視カメラとして留守宅で使うアイディア を紹介しました。 そこでは Android 端末を "ファイアウォール越しに外からのプッシュ通知を受信できる消費電力の小さなコンピュータ" として利用したわけですが、今回個人的な必要からそれと同じ考え方で別のアイディアを形にしてみました。GCM 経由で端末へ指示を送り所定の PC を Wake On LAN させるというものです。

Android 端末を一台 LAN に接続した状態で待機させておけば、Wake On LAN の設定とアプリへの登録を済ませた任意の PC をルータの設定に手を加えることなく外から起動することができます。起動さえできれば PC の遠隔操作そのものには TeamViewer など既存のソリューションを柔軟に利用できますね。

このところ出先から自宅 PC へのアクセスが必要となるケースが増えていたもののルータに穴を開けるのはあまり気が進まずやむなく PC を起ち上げっぱなしにしたりしていたのですが、不経済な上にこれからの夏場には密室での連続稼動に一抹の不安がありました。興味のある方はお試し下さい。

アプリ本体: Google Play - WakeOnLan GCM

ソースコード: GitHub - WakeOnLanGCM

使い方

以下に使い方を簡単に控えます

対象 PC をアプリへ登録

  • 「WakeOnLan GCM」のインストール後、Wake On LAN 設定済みの対象 PC の情報をアプリに登録する
  • エントリ名には重複のない任意の名前を指定する
  • エントリのタップでマジックパケットを送出、長押しすると編集・削除へ

端末を GCM へ登録〜遠隔操作用 HTML フォームの生成と使用

  • 対象 PC の登録を終えたらアプリケーションメニューから「GCM 登録画面」へ移動
  • 端末を GCM へ登録するとパスワード設定を経て遠隔操作用 HTML フォームとそれを添付した自分あての新規メールが生成される
  • このフォームにはアプリに登録した PC の「エントリ名」のチェックボックスが並ぶ
  • ネットへ接続した環境でブラウザへこのフォームをロード。ボックスを適宜チェックしパスワードを投入してサブミット〜GCM 経由で LAN 上の Android 端末がメッセージを受信しマジックパケットを送出する


(tanabe)
klab_gijutsu2 at 19:47│Comments(0)TrackBack(0)Android | win

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