2012年03月29日
因縁の Google 独自言語対決! Go 1 vs PyPy
エイプリルフールネタが思いつかないけど4/1は休日なんで問題ありません。 methane です。
とうとう ゴー のバージョン 1 がリリースされましたね。おめでとうございます。 まだRC2が出てからあまり時間が経ってない気がするのですが、パイソンにグーグル独自言語の称号を奪われそうになって慌てたのかもしれません。
前回のechoサーバー対決 から半年すこし経ったのですが、この間にどれくらい高速化したのか、早速ベンチマークをアップデートしました。
echoserver on github
Google Docs Spreadsheet
前回のスコアと比較してみると、 Go の r59 では
Throughput: 52087.16 [#/sec] Throughput: 52070.02 [#/sec] Throughput: 52068.27 [#/sec]だったのが、 Go 1 では
Throughput: 55872.09 [#/sec] Throughput: 55857.82 [#/sec] Throughput: 55949.57 [#/sec]と、順位に変動があるほどではありませんが、着実に速くなってます。一方、 PyPy 1.6では
Throughput: 79193.30 [#/sec] Throughput: 81063.83 [#/sec] Throughput: 81442.70 [#/sec]だったのが、 PyPy 1.8 だと、、、
Throughput: 84852.55 [#/sec] Throughput: 106760.88 [#/sec] Throughput: 107032.43 [#/sec]
なんと、シングルスレッドのC++(epoll版)に迫る性能を叩き出すようになってます。
今回は Go と PyPy だけの更新ですが、夏までには軽量スレッド最速環境である Haskell の新しい Haskell Platform というディストリビューションが出ると思うので、それを待って全体的に更新したいと思います。
@methane