2008年09月11日

インターンシップの感想(2)

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【動機】
私は内定者として、人事のほうから連絡をいただき、そこからインターンに参加させていただくことになりました。といっても勝手に配属先が決まるわけではなく、インターンを受ける前に事前にオリエンテーションがあり、そこで研究開発かKラボどっちに行きたいかという希望を伝えることが可能です。私は検索エンジンを作成したいといういことを伝え、自分のやりたいことをひたすらやることができるKラボでお世話になることになりました。

【現場の雰囲気】
はじめは人との関わり、先輩社員や同じインターン生との交流、とにかく不安でいっぱいでした。自分はそこで具体的に何をすることになるのか。実際の仕事現場はどういうものなのか。それを体感できるという楽しみもありましたが、不安のほうが大きかったように思います。

しかし実際来てみて、他のインターン生に会い、社員の方たちと会い、話をしていくうちにその不安はすぐに取り除かれました。インターン生も社員の方たちも、とても良い人たちで、個性が強く、話していてすごく楽しかったです。仕事現場もとてもいい雰囲気で、ピリピリして息が詰まるということはまったくなかったです。

仕事中でも休憩中でもオフの時間でも垣根というものがあまりなく、みんなと気軽に接することができる環境がとても心地よく、かといって仕事を怠けているというわけではまったくなくて、自分の仕事をしっかりやりながらも、その中で楽しく仕事ができる環境であると感じました。

上司だから、立場が上だから、だから意見を言いにくいというようなこともなかったように感じます。社内じたいが、すごいオープンで部署ごとの区切りがなく、「IRC」や「jabber」で、いつでも他の社員の方たちと話すことができるというのも、そこに繋がっているように思いました。わからないことや疑問に思ったことがあって質問すると、どんな些細なことでも優しく教えてくれます。わからなかったらわかるまで教えてくれます。インターン生だからという部分もあるとは思いますが、自分らしく仕事ができるよい環境だと私は感じました。

【作業内容】
検索エンジンをつくりたいといっても今の私にはそれに伴う知識や技術が足りなくて、まず何から手をつけていいかもわからない状況でした。 使う言語も私にとってはじめてのPerlという言語だったということもあり、まずは基礎となる部分を身につけるために

  • 絶対パス・相対パスについて
  • ディレクトリを開くにはどうするか
  • カレントディレクトリとはどういうものなのか
  • プログラム上でURLにアクセスして、そのソースを得るにはどうしたらいいのか
  • その内容を表示するにはどうしたらいいのか
などから作業を進めました。 そこから、検索するにはどのようなことが必要なのか、 それを実行するには、どのような知識が必要なのかを進めていきました。 簡単に列挙すると
HTML
・テキストボックスとボタンだけのページを作成

Perl
・検索先のソースが保存されたファイルを複数作成
・そのファイルを保存していくディレクトリの作成
・ファイルを順に開いていき、読み取って、実際出力される文字列のみを抽出
・その文字列を1文字ずつ順に読み取って、入力された文字列と比較
・一致したら、そのサイトのリンク先を表示
・そのリンク先をクリックすると、そのページに飛ぶように設定
このような内容です。

【作業中に感じたこと】
作業を進めていくうちに、今のプログラムは効率の悪いまったく実用性のないプログラムであることに気づかされました。独自に進めていたこともあり、検索先を増やすごとにプログラムをいろいろと書き加えなければならないようなプログラムになっていたのです。

それを"foreach","while","if","for"や配列などをうまく活用して、ソースを保存したファイルを増やすだけで検索先を増やすことのできるように少しでも効率の良いものに変えていく。その作業がとても大変で、いろいろと悩まされました。 しかし、うまく動いたときの喜びは今までに味わったことのないものだったように思います。どうしてもわからなくて、社員の方に教えていただいたこともあったんですが、’このようにしたら効率が上がるんじゃないのか’と思ったことを、なにをすることによって実行可能になるのかという良い道しるべとなりました。

教えていただくときは、1から10までつきっきりで教えていただけるというわけではなく、基本的に「次はこういうことをやってみようか」というアドバイスをしていただけるだけです。そこから、わからない部分を見つけ、自分なりに調べ、いろいろ試してみて、実際に動くまで試行錯誤するわけです。また、社員の方のほうから教えに来ていただけるということもあまりありません。なにかわからないことがあれば、なにがわからないかを明確にし、それを伝え、質問しなくてはなりませんでした。

しかし、質問すればどんな基本的で初歩的なことだとしても、わかりやすく親切に教えていただけました。ただ教えるだけではなく「これをやるにはあれを知らなければいけない」というふうにうまく誘導していただけました。ただ教わるだけでなく、誘導していただけることによって少しでも理解を深めることができたように思います。 だからこそ、実際自分で書いたプログラムが動いたときの喜びが大きかったように思います。

【結果・感想】
2週間という短い期間だったということもあり、検索エンジンに到達することはできませんでした。実際にこの期間でつくったプログラムというのは、簡単にいいますと、出力される特定のタグの中の文字列を抽出して、それを入力された文字列と比較して、結果としてリンク先やエラーメッセージを表示する。というプログラムでしかありません。

検索先のURLに".html"がついていなくてはならないとか"www"がついてなくてはならないとか様々な制限まであります。しかし、インターンに参加することによって、なにもわからなかったり、わかった気になっていただけの自分が、少しでも知識を身につけることができたんじゃないかという実感があります。少しは成長したんじゃないかという実感があります。自分の力で、ここまでできたんだという喜びがあります。

できる人にとっては簡単で単純なプログラムなのかも知れませんが、私にとっては大きな一歩だったんじゃないかと思います。このインターンは私にとって大きな経験になりました。インターンが終わった後も、それで終わりではなく、もっと突き詰めていきたいと思います。いずれは”検索エンジン”だと胸を張って言えるようなプログラムを書きたいと思います。そう思わせてくれるきっかけを与えてくれたという意味でもインターンに参加してよかったです。

しかし、その中でも残念に思える部分がありました。研究開発のほうのインターン生との距離感がとても寂しく、孤立していた感じが否めなかったことです。同じインターン生であるが、部署が違うということで、机が離されていた。そこはとても残念な部分だったように思います。後、方針を考えると仕方ないのかもしれませんが、Kラボでのインターンでは社員の方たちとの交流が少なかったという点も残念でした。 話をするとなっても技術に関連した話が多かったので、プライベートな話もしてみたかったです。もっと社員の方たちともインターン生とも交流を深めたかったです。 はじめは2週間って結構長い時間だと思ったりもしたんですが、終わってみたらほんとあっという間でした。あっという間だと感じるのは、ほんと毎日が充実していたからだと思いますし、楽しかったからだと思います。残念な部分もありましたが「参加してよかった」と心から思えたインターンでした。

klab_gijutsu2 at 20:16│Comments(0)TrackBack(0)

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