2007年05月29日

いい技術者の要素は?

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今回は新人の私が普段とは趣を変え、「いい技術者の要素は?」という内容で記事を書かせて頂きます。

 現在、新入社員は各部署に仮配属されており、その中の1つとして 私はDSASを開発している部署に仮配属されています。KLabには多くの技術者がいてその中で働く上で、目標を定め る意味も込め今回の内容にしました。


 さて、いい技術者の要素は何でしょう?

 考えてみると中々難しく、多くの要素が出てきます。しかし、新人の私が深いことを書いても説得力が薄いので、 今回はいい技術者の要素の中でも心構え的な部分を書きたいと思います。その要素は以下の3つです。

1.技術が好き・知ることを楽しめる
2.現状に満足しない
3.ユーザ側の視点が持てる

 どれも基本的なことですが、1つずつ簡単に説明したいと思います。

1.技術が好き・知ることを楽しめる
 そもそも好きじゃないと技術者にならない気もしますが、やはり好きと興味がないとでは 学んだり仕事をする上でのモチベーションが全然違います。
 それに加え、知ることを楽しめるのが重要だと思います。知ることの楽しみがやる気に繋がり、また新たなことを知ろうとする。 この繰り返しを形成できることが要素の1つだと思います。

 とは言っても、中には大変なもの面倒なものもあるはずです。 そういう時は、自分の好きな分野と関連付けて考えるなど、自分なりの方法で楽しめるようにすることも 大事だと思います。

2.現状に満足しない
 自らのスキルにしても、開発したものにしても現状に満足してしまっては、 その後の成長を阻むことになります。成長の機会を減らすことは勿体無い話です。 なので、スキルについては新しい物を学ぼうとし続け、開発したものについてはより良くできないかなどを 考えることが必要であると思います。

3.ユーザ側の視点が持てる
 言葉にすると当たり前のことですが、中々出来ないことでもあります。
例えば何か依頼された案件について、ユーザに本当に必要なものや意図を汲み取ろうとしたとき、 何故この機能がいるのかなど、ユーザ側の視点で考えることが必要になると思います。 それにより、より良いものが作れるのではないでしょうか。

 これは他の場合も同様で、一方の視点だけでは良いものを作るのは難しいと思います。 多様な視点を持ち、ユーザに必要なものや意図を汲み取れることも重要な要素だと思います。


 以上、3つの要素について簡単に書きましたが、 言い換えると、私が考えるいい技術者の土台となる要素は 「好奇心・向上心があり、多様な視点が持てる技術者」です。

 いい技術者の要素を書く予定が、土台・心構え的な要素になりましたが、 この土台の部分も大事ということで締めくくりたいと思います。
 経験を積み、またいつか記事を書く機会があれば、より深い要素についても書けたらと思います。 (そのときは言葉に説得力が出てるんでしょうか)

 上に挙げた要素は、私が考えている要素の中の幾つかなので、 人によっては全然違うでしょうし、別な見方もあると思います。 ですので、ここは違うのでは?や私はこう思うなどありましたら、 どんどん突っ込んでください。参考にさせて頂きたいです。

(1年後に読み返したとき自分がどう思うかが、怖くもあり楽しみでもあります)
klab_gijutsu2 at 18:00│Comments(0)TrackBack(0)

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DSASとは、KLab が構築し運用しているコンテンツサービス用のLinuxベースのインフラです。現在5ヶ所のデータセンタにて構築し、運用していますが、我々はDSASをより使いやすく、より安全に、そしてより省力で運用できることを目指して、日々改良に勤しんでいます。
このブログでは、そんな DSAS で使っている技術の紹介や、実験してみた結果の報告、トラブルに巻き込まれた時の経験談など、広く深く、色々な話題を織りまぜて紹介していきたいと思います。
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